友達の頬を伝ったその涙流した分は努力の証
「やりきった」思う反面悔しさと切なさ溢れる合唱の後
東北にこの歌届け被災地の明日という日がなくならぬように
展示物二年の書写は私よりうまかったので思わず絶句
二年前見た文化祭俺たちで追い越せることできただろうか
止まってよ終わってほしくないんだよみんなで歌うこの瞬間は
頑張った人に勝ち負け無関係オンリーワンでナンバーワンだ
人数が少ない分だけ声を出し一・二年生来年がんばれ
地震から二年がたった被災地に明日という日は届いていますか
サビ部分やはり私もそこが好きだから歌って届けたいんだ
「川があり」かすかに聞こえたその響き涙に変わり静かに落ちる
五ヶ月と迫った卒業そのときをどんな思いで迎えるだろう
ステージに足を立たせて待つ自分家族の目にはどう映るのか
ステージで歌ってるとき見えたんだごうごうとまわる青い地球が
ステージに登る瞬間今までの努力困難自信に変わる
ライバルの歌う「春に」や「信じる」が心にしみて忘れられない
合唱はすごい力を持っている八十六の「言葉にすれば」
声届け歌うんじゃなく「聴かせる」だ本気で歌い心へ届け
緊張で指先だけに冬が来て春にを歌って心ポカポカ
見せようと体揺らして顔上げて日々の努力が積み重なって
教室に戻って歌った「春に」には悔しい気持ちがあふれ出ていた
悔しさと達成感が混ざり合う僕はコーヒー牛乳みたい
僕達の努力の声が会場に響いていると実感できた
俺的に結構好きだなこの名前響きがいいな「三の二春に」
泣きながら最後の「春に」歌いあげ友と互いに悲しみわける
文化祭椅子や看板片付けてまつりの余韻も片付いてゆく