校長室から

令和2年度を迎えて

厚木市立林中学校長  須藤 雅則


令和2年4月1日で、林中学校着任3年目を迎えました須藤雅則と申します。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。


林中学校は、4月6日の入学式で新入生を迎え、全校生徒339名、教職員・学習活動等で生徒のサポートをしてくれる支援員さん36名の総勢375名で令和2年度をスタートしました。

本校では、「明朗・自主・創造」の学校教育目標のもと、本年度は学校経営方針として次の5点を柱として、全教職員が力を合わせ、生徒一人一人の夢の実現に向けた教育活動の取り組みを進めてまいります。

  1. 豊かな人間性をはぐくむ「心の教育」の充実を図る。
  2. 一人一人の生徒をより大切にした学校教育を推進する。
  3. 学習指導の工夫改善を図り、すべての生徒に「確かな学力と体力」を身に付けさせる。
  4. 家庭・地域との連携と信頼を深め、開かれた学校づくりを推進する。
  5. 全教職員による学校経営参画のもと、相互の連携とチーム力を生かした指導体制を維持・向上させる。


さて、4月1日に私は、林中学校の先生方に、この1年間の学校経営の方針について話し、具体的ないくつかのお願いをしました。そのうちの一つが、「我々教職員は、その時点で子供が持っている力だけでは解決が難しい課題を抱えている子供をしっかりと支援していきたい。そして、最初からすべてを教え、手伝うのではなく、どこまで支援し、どこから子供にがんばらせるかを見極めながら、最後は、「自分でやった感」を子供に残す。」そうした教育活動をしていきたいということでした。

9年余り前、平成23年3月11日午後2時46分、東日本大震災が起きたその時、私は林中学校体育館の入り口付近におり、その時の“揺れ”を、「教室棟」と「特別棟」をつないでいる渡り廊下がねじれるようにうねっていたことを今でも鮮烈に覚えています。そして、その後の報道等で現地の様々な状況が伝えられ、それらの惨事に触れるたびに気持ちが沈んでいったことも記憶から消えることはありません。東日本を襲った津波を伴う大地震は、多くの尊い生命を奪い、人々の生活や産業に甚大な被害をもたらし、今もなお多くの人々の心に大きな傷跡を残しています。教育に携わる私自身にも、「学校の安心・安全はいかにあるべきか」を考える機会を与えました。そして、これからは、自分自身で命を守ることができる生徒を育てていくことが必要であるという考えに至りました。


今や、子供を守り、育てることは、家庭や学校の教職員のみならず、地域の方々の力も大いに必要な時代になっています。保護者・地域の皆様には、「自分で考え、自分で判断し、行動できる林中学校の生徒の育成」を一つのゴールとして、日々のさまざまな教育活動を実践に取り組んでいく私たちに、引き続きご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。


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