森の里小学校

<学校だより5月号より>

四葉イラスト 令和の風にのって

校長 中村 明子

 ♪若葉が町に 急に萌え出した ある日私が 知らないうちに・・・

森の里を車で走っていると、ケヤキやイチョウ、トチなどの街路樹の黄緑が、胸が苦しくなるほどの輝きと躍動感で目に飛び込んできます。その光景に思わず口をついて出てきてしまうのが冒頭の歌詞です。天地真理さんの「若葉のささやき」という歌なのですが、ご存知でしょうか?1973年にレコードが発売されたということですので、実に46年前の曲です。

今年は、新たな時代「令和」の風にのって、若葉がすごい勢いで萌え出した、そんな感じがします。その効果なのか、私の「若葉のささやき」の口ずさみ率は上がったようです。でも、若葉の季節はあっという間に過ぎ、すぐに深い緑色が私たちを取り巻いでいくことでしょう。もう少しだけ若葉の季節を楽しみたいと思う今日この頃です。

さて、日本人の誰もが初めて経験したという10連休が終わりを告げ、5月7日(火)、令和時代の学校初日を迎えました。

この日の朝会は、1学期2度目の始業式といった感じでした。朝会では、交通安全母の会、長寿会見守り隊、民生児童委員、青少年指導員・相談員の皆さんを紹介し、子ども達に向けて一言ずつお話しいただきました。地域で子ども達が安心・安全に過ごせるように、ご尽力くださっている皆さんです。子ども達へ向けたメッセージは温かく、ぜひ子ども達の心に届いてほしいと思うものでした。

その中で、あいさつについてお話をされた方が何人かいらっしゃいました。

「元気よくあいさつができる子がたくさんいます。」

「みんなのあいさつに元気をもらっています。」

「1,2年生の子ども達、大きな声であいさつができますね。」

「あいさつをされたら、あいさつを返してくださいね。」

「下を向いたままではなく、顔を上げてあいさつをしてくださいね。」

 また、こんなことをおっしゃられた方もいます。

「感謝の気持ちをもてる子になってください。」

 地域の皆さんが子ども達の見守りを行う中で、子ども達の成長の一助になりたいと思いを強くされているとともに、子ども達からもらう元気をパワーにしていらっしゃることがわかります。あいさつを通して、子ども達とのつながりを深めていきたいと、根気よくあいさつをしてくださってる様子も目に浮かびます。

 にもかかわらず、自分に向けあいさつをしている人に対して、無関心、無反応な子がいるのなら、こんな残念なことはありません。昨年度の学校だより5月号で私はこう記させていただきました。

「進んであいさつができた、あいさつをしたら気持ちがよかったなどの経験をたくさん積むことで、人とのつながりの大切さや自他を大切にするとはどういうことなのかを実感していってほしい。」

そこに、こう付け加えたいと思います。

「あいさつをされたらあいさつを返す、その『人として当たり前のこと』を当たり前にできる子になってほしい。」と。

子ども達には、森の里に輝く若葉のように、明るい笑顔であいさつができる人になってほしいと思います。令和の風にのって若葉が輝きだしたように、元気なあいさつの声が、令和の風にのってたくさんの人に届きますように!